写真は今日のものではありません。
親愛なる鹿島サポーターのみなさん、こんにちは。
本日は岩政アントラーズの初陣であり、初勝利した日になりました。
今回のブログでは岩政アントラーズが勝った要因について考えていきたいと思います。
勢いのある福岡、再スタートの鹿島
福岡は4-4-2のフォーメーション。試合開始前の時点では、得点数こそ少ないものの、失点数も少ないチームでした。福岡は先のルヴァン杯でコロナ感染による、選手の確保が難しい中、神戸を相手に勝利し、ベスト4に駒を進めました。ですから、今日は「先制点がとれないと、相手に1点とられて負ける」というかなり背水の陣でした。
反対に我らがアントラーズは、リーグ戦6試合勝利なし、試合1週間前のヴァイラー監督解任、多くの主力が抜けて加入は1人のみという、サポーターからしたら”絶望的”状況でした。
ここからどう勝利につなげていったのか、戦術には詳しくない私ですが、分析できたらと思います。
ヴァイラー式と岩政式
ヴァイラー監督は上田綺世選手が移籍する前、サイド→センター→裏抜けであったり、大きく前線にボールを送り、鈴木優磨選手に当てて、綺世選手がきめたりなどの縦にはやい戦術が多く見られました。
綺世選手が移籍したあとは、縦にはやい戦術が顕著に表れ、CB、SB、SHなどのポジションから大きなボールが前線にたくさん送られ、優磨選手が疲労し追えない、マイボールにできない、攻め込まれ守れないという負のスパイラルができあがっていました。
変わって、今日の福岡戦では、後ろから組み立てる様子が多く見られました。SH→CF(おとし)→CMF→SHなどのプレーが多かった気がします。前監督時点では、”大きなボールをCFがなんとかする”
という印象が強かったですが、岩政監督は、全員でゴールに向かうために、”CFは必ず下のポジションにボールを預ける”ことを徹底しているように思えました。その約束のせいか、2列目、3列目の選手はおとしに対応しなければなりませんから、必然的に全員が前線に上がります。
ヴァイラー体制の時よりも、前に向かう視線が多く見られた気がします。
今日の試合、前半では、片方のサイドに相手を集中させて、一気に逆サイドへロングボールで展開。
中に入れてゴールという意識が強かったと思います。
後半は、福岡が実質5バックの体勢を強いてきたため、ディフェンスラインを左右に揺さぶれない状態でしたので、前半での作戦は通じません。
そこでとったのは、”MFを経由してショートパスで逆サイドへ展開する”というものでした。
監督の指示か、選手の判断かは分かりませんが、ショートパスで揺さぶって隙を伺うことで相手からとられるリスクも少なく、攻めのチャンスも上がっていたように感じました。
高まった”一体感”
ヴァイラー体制の時にもあったと思いますが、練習中や試合中の”一体感”は今の方があると感じました。年が近いからなのか、考えを言語化するのが上手いからか、レジェンドOBだからか。。。
様々な理由や考えが各選手の中にあると思いますが、それらを踏まえてもなにかみんなスッキリしたような、何かを決意したような団結力がそこにあった気がします。
忘れてはいけない存在
今日のゲームは、声出し応援運営検証対象試合であり、監督初陣であり、様々なイベントがある試合であり、三竿選手が累積で出られない試合でありと、近年の鹿島はこのような”大一番”でこけることが多くありました。
そんな中、勝利をたぐり寄せた要因のひとつとして、忘れてはいけないのは・・・
こなのサポーターの手拍子や大歓声。
試合を応援しに行くことはできませんでしたが、現地の興奮や気持ちの高まりが伝わってきました。
現地組のみなさん、お疲れ様でした。素敵な応援ありがとうございました。
岩政アントラーズの錨は上がった
初戦で無事勝利を納め、勢いに乗ってほしい岩政アントラーズ。
ヴァイラー解任のタイミングについて、「まだ優勝が狙える時期に交代した」というようなコメントを拝見しました。
リーグ戦、天皇杯とまだ試合は残ってはいますが、1試合も負けられない。
そんな厳しい状況で監督を引き受けた岩政監督は、まさに”漢”。
岩政監督が長期政権となるよう、サポーターは文字通りサポートしていきたいですね。
岩政監督と優勝する未来を願って、今日は終わりにします。
最後は今日の試合のハイライトをどうぞ!
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